Q.離婚において、何の問題も生じていませんが、それでもプログラムは役に立ちますか?

A.離婚の際に子どもが感じやすい心配や不安、そしてその対処法についてご両親が知ることは、長い目で見てお子さんのためになると思います。米国では効果を上げています。


Q.FAITプログラムを受けたいと思ったら、どうしたらいいですか?

A.ワークショップのご案内をご覧になり、必要事項を明記の上、申込先まで、ご連絡ください。希望者多数の場合は選考となることもございます。ご了承ください。


Q.元配偶者と一緒にプログラムを受けることはできますか?

A.FAITプログラムはグループ形式で行っております。原則として、元配偶者は別のグループに参加して頂きます。お2人で参加を希望されている場合は、その旨お申し込み時にお伝えください。


Q.まだ離婚を考えている段階なのですが、参加できますか?

A.はい、ご参加いただけます。プログラムの内容は、離婚を決定してから、また離婚後の対応方法が中心となっています。


Q.離婚後数年以上経っているのですが、参加できますか?

A.はい、ご参加いただけます。お子様の年齢や発達段階によって、心配や対応方法は異なるので、現在のお子様の様子についても理解を深めていただけると思います。一方で、離婚直後の対応についてお伝えする時間も取っております。ご了承ください。


Q.離婚については人に知られたくない内容もあるのですが、プライバシーはどうやって守られますか?

A.申込時にはお名前やご連絡先を頂きますが、プログラム参加時はお好きなニックネームでご参加いただけます。ワークショップで話した内容はそのとき限りのもので、絶対に口外しないというルールで進めていきます。また、ワークショップでの発言は任意ですので、話したくない内容を無理に話す必要はありません。FAITプログラムをよりよくするために、アンケートへのご協力をお願いすることがありますが、ご記入いただいた内容については、FAIT-Japan研究会で責任を持って管理いたします。


Q.ワークショップの中で、1人1人の話はどれくらい聞いてもらえるんですか?

A.まず、個別のカウンセリングとは異なり、グループ形式で行う心理教育プログラムですので、1人1人のお話を聞く時間はどうしても少なくなってしまいます。また、みなさまにお話いただく際も、グループの中では、「発言は任意」「他の人の話も大切に聞く」「秘密厳守」をルールとしています。


Q.現在係争中ですが、参加できますか?

A.日本での実践においては、現在のところ、係争中の方には、そちらが一区切りついた後でのご参加をおすすめしております。その理由は、FAITプログラムは日本の状況を必ずしも反映していない面もあるため、係争などの精神的ストレスができるだけ少ない状況で受講していただくほうが、ご負担が少なく、また、みなさまの状況にも、よりなじみやすいだろうと考えているためです。


Q.米国では離婚のときプログラムを受けることが義務化されていると聞きましたが…?

A.州によって制度に違いはありますが、米国では離婚を申し立てた後に両親は裁判所にてプログラムを受け、離婚について子どもが心配しやすいことやその対処法を学んでから、離婚が成立する仕組みになっています。日本では、米国のように強制ではありませんが、離婚後の親子のためになるエッセンスを伝えていきたいと思っています。


Q.子ども向けのプログラムはありますか?

A.はい、あります。FAITプログラムは、親対象のプログラムのほかに、子ども対象(5歳〜12歳くらいまで)と思春期対象(12歳〜18歳くらいまで)のプログラムを行っています。詳しくは「ワークショップのご案内」をご覧ください。


Q:子どもグループに参加するにあたって条件はありますか?

A:親御さんにもFAITプログラムの親グループに参加して頂くことが必須条件となります。子ども・思春期グループでは、お子さんが離婚について理解しているという前提でグループを進めていくため、離婚が成立していること、お子さん自身が「親が離婚をした」ことを理解していることも必要です。また、参加にあたってはお子さんの意志を尊重してくださいますようお願いいたします。


Q:子どもグループではどんなことをするんですか?

A:DVDや絵本を使ったり、お話をしながら、親の離婚という経験を子どもの視点から考えていきます。具体的には、お子さん自身の気持ちを表現したり、ほかのお子さんの話を聞いたり、また、生活上の変化や感情の揺れへの対応方法を学んだりしていきます。子どもグループでは遊びも入れつつ、思春期グループでは話すことを中心に、お子さんたちの様子をみながら進めていきます。


Q:子どもを参加させようかどうか迷っているのですが・・・

A:まず親御さんに参加して頂き、FAITプログラムの目的や様子をご理解頂くことをお勧めいたします。基本的に親グループは2日間、子ども・思春期グループは1日で実施しています。親グループの1日目に、子ども・思春期グループについての説明の時間もとりますので、そこでスタッフにご相談下さい。その際にお子さん向けのパンフレットをお渡しすることもできますので、ご希望の方はおっしゃってください。


Q.子どもが離婚しました。孫のために、自分も何かしたいのですが、祖父、祖母の立場でもプログラムに参加できますか?

A.申し訳ありません。プログラムの対象は、離婚を経験した親御さんとお子様のみとなっております。